ひとの身体は206個の骨で構成されています。骨格の数は頭蓋骨29個、胸骨・肋骨25個、脊柱26個、上肢骨64個、骨盤を含む下肢骨62個に分類されます。主な骨の役割は以下の通りです。
骨の役割
①からだを支える屋台骨
②大事なからだの臓器を守る
③血液をつくる造血所
④カルシウムの貯蔵庫
①からだを支える屋台骨
2本足で立つ事ができるのは骨のおかげ。骨が骨格をつくり関節をつくる事で姿勢を保つ役割。
②からだの臓器を守る
骨はからだの重要な臓器を守っています。頭蓋骨は脳や眼球など、胸郭は心臓や肺、骨盤は腸や泌尿器、生殖器をガードしてくれています。
③血液をつくる造血所
骨の内部にある骨髄で血液を造っています。骨髄の内部には微細な血管が出入りして他の臓器に栄養を供給しています。
④カルシウムの貯蔵
骨の成分は70%がカルシウム。カルシウムは骨の形成や筋肉の収縮などに関わる。カルシウムが不足すると骨がもろくなり骨折してしまいます。
骨を強くするには
骨は常に代謝を行っています。加齢とともに代謝が低下して骨が弱くなります。骨を強くするには運動と栄養が大切です。
・適度な運動(体操やウォーキング)
・カルシウムは骨を構成する必須要素です。
(乳製品、豆類、小魚、野菜、海藻類)
・ビタミンDはカルシウムの吸収を助け骨に沈着
させます。
(魚(サケ、サンマ、ウナギ等)、干しシイタケ等)
・ビタミンKはカルシウムから強い骨を構築してくれます。
(納豆、緑色の野菜(小松菜など)、海藻類など)