野球障害を予防する
野球肘や野球肩などの野球障害(投球障害)を防ぐには日頃からセルフチェックをしておく事が有効です。小学生の時からセルフチェックをする習慣を覚える事で、中学や高校の練習内容が増えた時にも、投球障害を起こす前に肩肘のケアが出来るので、確認するポイントを覚えておきましょう。
セルフチェックの方法
肘~手首の関節の動きを定期的に確認しておくと良いでしょう。ポイントは必ず左右を比較する事が大切です。
左右比較して肘の曲がり方や伸び方に違いがある場合は早めに接骨院へ行くのが大切です。
・肘関節の伸展可動域チェック
腕を前ならえの姿勢から手の平を上(天井)にむけて肘を伸ばしましょう。左右で肘の伸び方は一緒ですか?痛みや違和感などはありますか?
・肘関節の屈曲可動域チェック
腕を前ならえの姿勢から手の平を上(天井)にむけて肘を曲げましょう。左右で肘の曲がり方は一緒ですか?痛みや違和感などはありますか?
・前腕回内・回外運動可動域チェック
腕を小さく前ならえの姿勢から(肘90度屈曲位)から手のひらを内側に捻りましょう(回内)。また、手の平を上(天井)に向けましょう(回外)。
・肩関節可動域チェック
・セルフリカバリー(セルフケア)
練習後にはリカバリー(疲労回復)を行いましょう。アイシング(15~20分)、ストレッチ、マッサージなどで適切な疲労回復を行うことでパフォーマンスの維持向上が出来ます。
・コンディショニング
日頃から身体のコンディショニングをする事で野球によるケガを減らす事が出来ます。
・ウォーミングアップで練習の準備をする
・クーリングダウンで疲労を軽減する
・投球練習の時から適切な力配分を知る
・股関節と脚のトレーニング
(相撲スクワット、サイドランジなど)
・体幹のトレーニング
(腹筋・背筋の筋トレ、腹斜筋ストレッチなど)