足首の捻挫はスポーツや日常生活で最も多いケガです。足首を捻ったり挫く事で足首の靭帯や関節を覆っている関節包の細かい神経・血管を痛めます。足首は腫れて痛みを生じるようになります。腫れや痛み関節の不安定に対して適切な処置をする事で捻挫は治るのですが、捻挫を放置したり、初期処置が不適切やリハビリが中途半端で止めてしまう等で、筋力低下や可動域制限、関節位置感覚運動等の神経系の機能低下などにより、関節不安定感が残り、凹凸の道を歩いていると捻る、サイドステップで捻る等のいわゆる「ねんざ癖」の状態になってしまいます。
ねんざ癖を起こさない為の初期治療
・応急処置で患部の損傷を悪化させない
・患部の腫れを早く抑えこむ事が大切
・外固定をする事で関節のゆるみを抑える
・足趾や足のむくみを抑える足趾運動
ねんざ癖を起こさない為のリハビリ
・損傷組織の修復期に合わせた適度の運動が重要
・損傷組織の回復期に合わせたリハビリ
①筋力運動
②関節位置感覚運動
(スクワット、フロントランジなど)
重心位置感覚運動
(バランスボードなど)
ねんざ癖を起こしている場合の運動
足関節周囲筋の筋力低下や関節位置感覚や重心位置感覚などの神経系の機能低下を生じている可能性があるので、上で紹介した運動療法を行い足首を鍛えましょう。