足首の捻挫に対する 応急処置テーピング

足首のテーピング固定は捻挫の初期治療で用いるケースと捻挫の再発予防で用いるケースがあります。初期治療で用いるケースでも捻挫の程度により固定強度の強弱や巻き方などが違います

 

捻挫直後のテーピング固定

非伸縮ホワイトテーピング1.5インチ(3.8)幅、1.9インチ(5.0)幅のテーピングを使用

 

オープン・バスケット・ウィーブ法

①アンカー

 下腿下1/3部と足部にアンカーを巻く

※アンカーはシワや弛みを作らないように貼る。

 

②スターアップ

 下腿下1/3アンカー内側から内くるぶしを通り、踵・足裏を回り外くるぶしを通り、アンカー外側まで巻く。

スターアップとは乗馬で用いる“あぶみ”の事であぶみに似た形をしているのでこの名称が用いられる。

 

③ホースシュー

 足部のアンカー外側からアキレス腱部を回って内くるぶし付近を通り足部内側のアンカーまで巻く。アキレス腱部の弯曲に合わせて角度をつけて貼る。

ホースシューとは馬蹄の事で馬蹄に似た形をしているのでこの名称が用いられる。

 

④バスケットウィーブ

 ②スターアップと③ホースシューを交互に少しずつずらしながら巻いていく。

バスケットウィーブ:かご編みの事で似た形をしているのでこの名称が用いられる。

 

⑤ロック

 アンカーの上と前方開口部のテープの端にテープがめくれてこないようにロックテープを貼る。